先日、大田市は仁摩の珪化木を見に行ってみました。
同じく大田市は波根にある珪化木は見に行ったことがあります。が、仁摩の珪化木については、「ここ、どう行ったらいいんだ…」という感じで、なかなか行けずにいました。
話がずれますが、琴ヶ浜にある「チーナカ豆」はいい店です。
さて、そのどう行ったらいいかわからない仁摩の珪化木、まずは坂灘海岸から行ってみました。
この海岸には何度か来たことがあります。
河口付近は石の浜で、木の化石が落ちていることがあります。また、ホシフグがたくさん打ち上げられていたことがありましたし、アオイガイを拾ったこともあります。
何台か車を停められるスペースがありますので、そこに車を停め、浜に降りてみました。この浜を写真奥に向かって歩いて行きます。
途中、こういう岩石でできた岩場があります。これは火山性の岩なのでしょうか。白い筋が入っている岩もあります。(背景に見えているのが坂灘海岸です)
その筋をよく見てみると、石英のようでした。
こんな穴もありました。人工のものではなさそうでしたが、どうやってできるんでしょうね、こういう穴は。
さらに進んで行くと、砂浜と平らな岩場に出ます。
「島根ジオサイト100選(石見地方)」の説明からしますと、ここが「仁摩の火道」と呼ばれるところなのでしょう。2000万年前頃の火山の火道(マグマが地表に出る通り道)だったそうです。
火道にあたる波食棚をつくる黒っぽい岩のほかに、こういう薄緑色の岩も多く見られます。
これは緑色凝灰岩(グリーンタフ)というものだそうです。火山灰中の鉱物が熱水によって緑泥石に変質することにより緑色になっているとのこと。
次の写真で、左側には海に向かって突き出ている緑色凝灰岩があり、その右側には黒っぽい岩の波食棚があります。ここが火道の境目のようです。
で、肝心の珪化木はどうなったかと言いますと…次回の投稿をお待ちください。
ここからさらに奥に行かないといけないのですが、傾斜のきつい岩場を海に落ちないように歩いて行かないといけなくて危険でしたので、ここからのアクセスは断念し、別ルートを探すことにしました。
ちなみに、干潮の時を狙って来ないと、ここも来れなさそうですよ。
(つづく)
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