2018年10月23日火曜日

サヒメル科学探検隊の皆さんが来てくれました

10月21日(日)、三瓶演習林にて、島根県立自然館サヒメル「サヒメル科学探検隊」の活動が行われました。

サヒメル科学探検隊についての詳細はこちらをご覧ください。
  
今回の活動テーマは「三瓶山の森林で大学の研究者と一緒に活動しよう!」ということで、島根県内外から科学好きの小学生が来てくれました。

この日の研究テーマは「酸性雨」。
酸性・アルカリ性という言葉をまだ学校で習っていない子ども達もいましたが、当演習林の山下多聞准教授の講義を聞きながら、pHメーターやECメーターを使って、食塩水や温泉の水など身近な水溶液の水質を実際に測ってみました。

午後は演習林内を歩き、林内雨(森林の中で降る雨)、林外雨(森林の外で降る雨)、樹幹流(樹木の葉や幹を伝って流れ落ちて来る雨)、渓流水を採取し、それぞれ水質がどう異なるかを調べました。


講義中に「あぁ、そうか~!」と声を出してうなずいたり、自分達のお弁当に入っていたミカンを絞って水質を計測してみたりと、好奇心旺盛な姿が印象的でした。
野外で出会った様々な植物や生き物にも興味を持っていましたよ。

お昼休みには番外編ということで、スタッフが用意したオニグルミ入りのパンを試食してもらいました。
普段口にしているセイヨウグルミと見た目や味を比べたり、実際に実を割って食べる部分を取り出してみたり。
残った殻を使って、貝合わせならぬ「クルミ合わせ」をして遊び始めたのには驚きました。


10年後ぐらいに今度は学生実習でお会いする人もいる…かもしれません!
将来がとても楽しみですね。