2022年7月8日金曜日

「鳥のS君」が第133回日本森林学会大会で学生ポスター賞を受賞しました!

受賞からだいぶ経ってからのご紹介になるのですが…

2021年度(令和3年度)に生物資源科学部農林生産学科4年生だった外山祐紀氏(現:林野庁 北海道森林管理局 空知森林管理署 北空知支署 幌加内森林事務所)が、第133回日本森林学会大会(2022年3月27日〜29日)で、ポスター発表[動物・昆虫]部門学生ポスター賞を受賞しました。

受賞したポスター発表のタイトルは、「山陰地方の広葉樹二次林と針葉樹人工林における鳥類群集種構成の過去と現在」です。

島根大学演習林Twitterをご覧になっている方は、「もしかして、あのS君?」とお思いになるかもしれません。今回はご本人の承諾もあり、お名前(と写真)を出しています。

島根大学三瓶演習林での鳥類についての調査は、約20年前に卒論調査として行われたことがありました。

今回、外山氏は、その約20年前と同じコース(広葉樹二次林と針葉樹人工林)で生息している鳥類を記録し、約20年前のデータと比べて、生息する鳥類の種構成の変化を調べました。

日の出から2時間というのが鳥類が活動する時間帯ということで、時に三瓶演習林事務所の宿泊室に前泊し、早朝から1ヶ月に2回程度、1年を通じて鳥類を観察しました。また、森林の種構成や階層構造の変化も現地調査して解析した力作でした。

現在の勤務地でも、鳥類の調査や、興味を持っている他の生物の調査は続けて行くそうです。今後のご活躍が楽しみです。