10月24日(日)に、島根県立三瓶自然館サヒメルとの共催で、サヒメル科学探険隊の第4回「大学の研究者と一緒に活動!樹木の葉の成長を観察しよう!」を実施し、演習林スタッフと自然科学が大好きな子どもたちが交流しました。
午前中の一時間目には三瓶演習林を散策し、山下多聞准教授の話を聞きながら、樹木の葉や芽、葉脈ついて学習しました。
ヤマグワ、イヌシデ、ミズキ、サルトリイバラ、ウリカエデなど様々な樹木を見つけることができました。子どもたちは葉の形をスケッチしたり、紙の上から鉛筆でこすって写し取ったりして観察しました。
演習林スタッフに樹木の名前や特徴をどんどん質問し、草花や生きものにも目を向けていく子どもたち。好奇心旺盛で小さくても頼もしい探険隊員たちです!
さて、午後からは、小豆原埋没林公園の施設に移動して二時間目の授業。創作折り紙が得意な技術スタッフの齊藤と一緒に、三瓶に多いイヌシデの葉の折りたたみ方を折り紙で再現し、芽吹いた時に広げやすい葉の収納方法とそのメリットについて考えました。
折り紙が大の苦手だという子も頑張って挑戦! 折りあがった葉を用いた実験で、イヌシデの葉の折りたたみ方が、省コストで芽吹き後すぐに光合成を行うのに適していることが分かりました。
また、この葉の折りたたみが、宇宙開発や産業分野で幅広く利用されている“ミウラ折り”に共通したものであるということも学び、子どもたちはパッと開いてすぐ閉じる“ミウラ折り”に興味津々でした。
サヒメル科学探険隊の皆さん、ご参加ありがとうございました。
(授業では、Ask Nature Japan“葉っぱの折り紙”を参考にさせていただきました)
齊藤の折り紙作品の一部はこちらからご覧いただけます。
https://www.facebook.com/shimane.university.forest/posts/2793914140652663
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