2011年7月25日月曜日

エゴノキとハクウンボクの花の違い

 ツイッター(@forest_sh_univ)でのある方とのやり取りから,エゴノキとハクウンボクの花の違いに注目してみました.
 いえ,まあ,どちらの花もとうに落ちていますので,「なんで今頃?」とお感じになるかもしれませんが…

 葉の形はだいぶ違うので見分けるのは容易なのですが,果たして花はどうでしょうか.

エゴノキ

ハクウンボク

よく似た白い花なのですが,まずぱっと見たところでは,花のつき方が違います.

 エゴノキの花もある程度かたまりになってついてはいるのですが…

エゴノキの花

 ハクウンボクでは,もっと明らかに房になって花がついています.

ハクウンボクの花

 続いて花柄(花をぶらさげている部分)を見ますと,エゴノキ(写真上)の花柄の方がハクウンボク(写真下)の花柄よりかなり長いです.

エゴノキの花柄

ハクウンボクの花柄

 花の中を覗いてみますと,雄しべなどはハクウンボクの方が長いですね.
 また,花粉がついている部分(黄色いところ)とその付け根の部分(白いところ)の比率は,エゴノキでは黄>白なのに対して,ハクウンボクは黄<白になっています.

 また,個々の花の全体としては,エゴノキよりハクウンボクの方が大きいと言いますか,深い(花弁が長い)です.

写真上がハクウンボク,下がエゴノキ

 よろしければ,また来年の5月頃,ご覧になってみてください.

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